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2015年4月30日

名字の奇跡

カテゴリー: 鎌倉長谷ゆ邸


親戚でもないのに、
同じ苗字の人が
今朝五人現場に集結する奇跡。

内訳は、建主さん、
大工、畳屋、板金屋。

そのうち一人は叔父さんです。

2015年4月27日

初夏のような陽気にさらされて

カテゴリー: 鎌倉長谷ゆ邸

鎌倉長谷ゆ邸にて。

初夏のような陽気にさらされて、
土がだいぶ乾いてきました。

室内も仕上げの床板が
貼られ始めたりと、
ようやく形が
見え始めてきました。

ここでの物語も

あと約1カ月(の予定)。

2015年4月20日

天変わる(その2)

カテゴリー: 鎌倉長谷ゆ邸


鎌倉長谷ゆ邸にて。

壁の土塗りが一段落し、
大工の造作が着々と進んでいます。

今日は部屋の天井に
杉板が貼られ始め、

古民家的な空間、というよりは、
すっかり部屋らしくなってきました。

2015年4月17日

天変わる

カテゴリー: 鎌倉長谷ゆ邸


鎌倉長谷ゆ邸にて。

しばらく雨の日が続いたため、
縁側の屋根の張替えを
延ばしに延ばして昨日解体。

解体後すぐさま野地板を張って、
縁側から見上げた天井が
新建材のプリント合板から
杉の板に生まれ変わりました。

板金屋根が仕上がると
そこはこの家の
「発電装置」になる予定です。

2015年4月16日

網目模様の土壁

カテゴリー: 鎌倉長谷ゆ邸


鎌倉長谷ゆ邸にて。

裏返し塗りが
コツコツと進む一方、

室内側の荒壁が
じわじわと乾いてきました。

乾き途中の
網目模様の土壁。

上下ガラリ付きの板戸完成

カテゴリー: 鎌倉大町み邸


鎌倉大町み邸にて。

先日完成を見届けられなかった
上下ガラリ付きの収納建具を
今日見ることができました。

上に向かって
赤身から源平へ。

建具屋の新井さんが
並べる杉の板は、
あいかわらず美しいです。

2015年4月7日

上下ガラリの板戸取付

カテゴリー: 鎌倉大町み邸

鎌倉大町み邸にて。

収納部分の建具が
今日取り付けられます。

収納の中の
空気の対流のため、
上下ガラリ付き、
また裏に鏡を貼るという
仕掛け満載の建具。

建具はこうして
機能の要請に合わせたデザインを
考えるのが楽しいです。

完成を見たかったけど、
次の都合のため、
後ろ髪引かれるように
現場を後にしました。

2015年4月6日

「楽しい」裏返し

カテゴリー: 鎌倉長谷ゆ邸

鎌倉長谷ゆ邸にて。

夕方少し現場に立ち寄ると、
先週金曜日に塗った土が
硬くなり始めていました。

そして今日から
建主さん一人で
裏返し塗り開始。

土を塗るのは
重くてたいへんですが、
「楽しい」ようでよかったです。

2015年4月3日

長谷ゆ邸で土塗り隊

カテゴリー: 鎌倉長谷ゆ邸


鎌倉長谷ゆ邸にて。

三日目に竹小舞かき隊が解散し、
竹小舞の美しさに
酔いしれる間もなく、
今日は土塗り隊を結成しました。

今日も平日にもかかわらず、
延べ15名近くはいたでしょうか。

そのうち二人は本職の左官屋さん、

またタイル職人の小沢さんも
駆けつけてくれて、

まずは左官屋さんの指導のもと、
素人の方々が土を塗り、

そのあと本職の左官屋さんが仕上げる、
という流れで進めました。

人数が多かったこともあり、
3時頃には全ての竹小舞が
ねっとりとした粘土に覆われました。

土塗りの体験作業の機会で
いつも思うことですが、

左官仕事は職人が塗っていると
いとも簡単そうに、
優雅に見えるのですが、

いざ自分がやってみると、
コテが思うように扱えず、

周りを汚しまくり、

そして余計な力が入るからかもしれませんが、
あのようになめらかには到底動けません。

この土塗り作業は、
夢中になって作業する楽しさとともに、
職人の凄みをとくに感じます。

職人の凄みって、
結果で見ることしか
なかなかできないと思うのですが、

こうして過程で知る機会も
折を見て作っていきたいと思います。

それではご参加いただいた皆さん、
ご指導いただいた職人の皆さん、
どうもありがとうございました!

早朝、私のボルボで
先月仕込み直した土を運搬。

さらに藁を投入して
塗る土を仕込みます。

左官屋さんの指導のもと、
早速土塗り作業。

作業中、なぜか歓声と笑い声が
響き渡ります。

塗っている面の裏から見ると、
竹の格子の合間から、
土がむにゅうっと
顔を出していました。

この無数の連続も、
美しかったです。

毎回恒例、
建主さんお手製の
おいしいお昼ごはん。

心が伝わって、うれしいなー。

2015年4月1日

小舞影

カテゴリー: 鎌倉長谷ゆ邸


昨日作業が完了した
長谷ゆ邸の竹小舞。

朝仕事を始めてまもなく
作業途中に地面を見ると、
竹小舞の影が
映し出されていました。

竹小舞を下地とした土壁は、

環境とつながりが深いこと、
それも大事。

いずれ土に還ること、
それも大事、

伝統的な技術が受け継がれること、
それも大事、

しかし自分が土壁を
作り続けていきたい
いちばん大きな理由は、

楽しくて夢中で作っている間、
ふと周りを見渡すと、
こうしてハッとするほど
過程が美しいこと、

そしてその結果、
とても心地よい
居場所になること。

つまり理屈ではなく、
自分基準の感覚が、
そうさせているのだと
今日改めて思いました。

感覚でものを語ることが
どことなく軽く見られがちな
ご時世ですが、

美しい、心地よいという
数値では言い表せない感覚を
敢えて表現していこうと思います。

土壁を感覚で感じられる場が
少なくなってしまった今だからこそ、
とくにそう思います。