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2013年6月7日

竹による多彩な壁下地

カテゴリー: 鎌倉大町ほ邸

鎌倉大町ほ邸にて。

ここは古民家改修の現場。
土を手で塗る仕上げは共通ですが、

構造を補強したり、
あるいは既存の壁の上だったり、

壁の状況がまちまちなので、

同じ部屋の中でも、
通り一辺倒ではなく、
状況に応じて様々な下地が
出現しております。

それぞれ気まぐれで
作っているのではなく、

深い理由があってのこと。

これが改修の仕事の
楽しさであり、奥深さです。

2013年6月6日

味ある玄関

カテゴリー: 鎌倉大町ほ邸

鎌倉大町ほ邸にて。

昨日までタイル職人の小澤さんが
玄関外のポーチも含めて敷瓦貼りの仕事。

無事完了するやいなや、
今日は建具職人の新井さんが、
玄関建具を取り付けにきました。

その後把手となる流木を
実際に建具に当ててみて検討。

敷瓦の床と併せて、
「味」のある玄関となりそうです。

人間の基礎も作る

カテゴリー: 鎌倉大町ほ邸

鎌倉大町ほ邸の現場に、
キャベツと玉ねぎが出現。

と申しますのも
今日一部コンクリ土間を打つのですが、
仲間の基礎屋は半農半基礎屋さん。

現場に来るたび、
自分の畑で作ったおいしい野菜を
差し入れしてくれます。

その場にいた職人さんの、
「基礎屋さんは、人間の基礎も作ってくれるんだー」
は名言。

こうしてまた鎌倉の空に、
高らかに笑い声が響くのです。

2013年6月5日

胎内の壁をもくろむ

カテゴリー: 鎌倉大町ほ邸

鎌倉大町ほ邸にて。

竹小舞による「胎内の壁」を、
現場合わせで検討中。

竹は自由だ!

竹小舞ができたら、
手塗りの土で仕上げる予定です。

2013年6月4日

土と炎と陽の恵み

カテゴリー: 鎌倉大町ほ邸

鎌倉大町ほ邸にて。

道路に面した土間は、
藤岡の五十嵐さんが
達磨窯で焼いた敷瓦を
敷き並べました。

炎の形を転写した個性豊かな表情が、
タイル職人の小澤さんとの対話により面となり、
実に味わい深い土間となりました。

一枚一枚違うからこそもたらす美しさ。

またこの下には、
太陽の恵みで温める床暖房が
仕込んであります。

土と炎が描く芸術とともに、
土が熱を蓄えて、
あたたかく人を迎え入れる予定です。

2013年6月1日

大壁でも竹が下地

カテゴリー: 鎌倉大町ほ邸

鎌倉大町ほ邸にて。

居間土間の壁は、
土を手で塗る全面土壁仕上げ。

その下地ができあがりました。

ちなみに梯子のような木組みは、
構造補強の一環。

2013年5月31日

こんにゃく糊の下地

カテゴリー: 鎌倉大町ほ邸

鎌倉大町ほ邸にて。

現在建主さんの手で、
自主施工による漆喰塗りが
始まっています。

漆喰を塗る前に、
我が家倶楽部から手に入れた
こんにゃく糊と寒冷紗で、
石膏ボードの上に下地作り。

全て天然の素材による
下地作りですが、
なかなかいい感じです。

木酢液の匂いはしますが、
何よりも不自然な匂いがしないというのが
ありがたいです。

2013年5月29日

いろいろあるから楽しい

カテゴリー: 鎌倉大町ほ邸

鎌倉大町ほ邸にて。

一般的に曲がりの大きい
陽疾木(アテギ)は
木の欠点とされますが、

それだからこそ
納まる場所があるのです。

これは「太陽の木」を囲む
「月の台」になる予定。

今日試しに置いてみたら、
いい感じに納まりそうで、
ワクワクしてきました。

そしてこの位置を考えていたら、
昔ながらの達磨窯で瓦を焼く、
藤岡の五十嵐さんが現場に登場。

達磨窯で焼いた瓦は、
一枚一枚表情が豊かなのですが、

今の建築の世界では、
それを「キタナイ」と
言われることが多い、
という話になりました。

一枚一枚違うからこそ、
それが重なり、
面となった時に
美しいのに。

全部同じじゃツマラナイ。
いろいろあるから楽しい、美しい。

人間の世界も、
そういうことだと思うのです。

2013年5月27日

笑い合えるからこそ

カテゴリー: 鎌倉大町ほ邸

鎌倉大町ほ邸の現場が
大詰めを迎え、

おおぜいの職人仲間が
現場に集結。

お茶の時間の楽しい会話、
みんなの笑い声で
近所から苦情が来そうです。

あ、仕事の時間も
そうかも(笑)。

しかし笑い合える
仲間だからこそ、

問題課題が出た時は、
腹を割って話し合い、

時にやり直しを
お願いすることも
あるのです。

今日はそんな日でした。