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2022年9月9日

壁がないものですから

武川の古民家、第3期改修にて。

築百年を超す古い日本の家は、家の中にほとんど壁がないものですから.コンセントやスイッチ、電気設備を仕込む場所を考えてしまうのですが、今回は柱に付けることにしました。

とはいえスイッチの装置が露出していまうので、真鍮製の‘見せる’スイッチボックスとしました。

2022年8月25日

外部の手術進行中

カテゴリー: 改修の仕事 神田と邸

神田と邸にて。

傷んでいた
躯体の手術が
一通り終わり、

外壁の下地まで
こぎつけました。

屋根の修繕も
ほぼ終わって

見違えるように
なりました。

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2022年8月9日

どこ仕事した?

武川の古民家、
改修第3期。

今日は建具が
入りました。

玄関に防犯用の
きらくな雨戸、

その脇の
9尺4本建の窓に
網戸がなかったので、
固定の網戸。

シロアリさんに
だいぶいただかれた
縁側廻りに腰付障子。

そこにあった障子は、
アコーディオンが
あったところに移動。

既存建具と
素地の建具で
風合いの差はありますが、

いずれも、
あれ、どこ仕事したの(笑)?
と思うほど、

溶け込んでくれました。

古民家の改修では、
ガラッと印象を変える
驚きを与えることも
楽しさの一つですが、

今回のように
改修したことに
気づかないほど、

まるで最初から
そうであったように
感じていただけるように
調えることも、
楽しさの一つです。

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2022年8月3日

丈の長い竹小舞完了

鎌倉大町や邸にて。

約4坪の竹小舞が
完了しました。

10代の竹小舞職人に
だいぶ助けられました。

壁の丈が
だいぶ大きかったのですが、

長めに伐った
竹があって
よかった。

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2022年7月26日

史上最小

カテゴリー: 改修の仕事

きらくなたてものや史上最小

かつ最もシンプルな
お風呂ができました。

木の浴槽ならではです。

これで十分気持ちいい。

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2022年7月25日

謹んで

カテゴリー: 改修の仕事 鎌倉ゆ邸

鎌倉ゆ邸にて。

解体が進むにつれ、
シロアリさんに
元気に食べられていました。

最近本当によく
お会いしますが、

お互い生きるために
必死だし、

シロアリさんには
なんら罪はなく、

シロアリさんの好む環境を
人間が作っていただけのことです。

そう考えれば、
学びの機会を
いただいているということ。

やみくもに
薬に頼ることなく、

謹んで人間なりの知恵を絞って
直していきたいと思います。

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2022年5月26日

しとしと降ってきましたが

武川の古民家、鷲の家にて。

大工が手術を続けている横では
外壁に使う板を塗装。

元々明日が雨予報、
今日は曇りのはずだったので
急きょ作業日程を
今日にしましたが、

私がたどり着く少し前から
しとしと雨が降ってきました。

しかし6尺も出ている軒のおかげで
無事作業を進めることが
できました。

軒ってすばらしい。

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現在手術中

カテゴリー: 武川の古民家

武川古民家、鷲の家にて。

たっぷりシロアリに
食べられた柱、梁等を
治すべく手術中。

柱は金輪継で根継ぎ、

差鴨居は途中で切り落として
柱を1本足した上で
台持ち継ぎ、

下端だけがっつり食べられた梁は
食べられた部位を削ぎ落として
枕梁を添えました。

治した後も
仕事が見えるだけに

状況に応じて
その場で大工と話し合い、

判断が求められる
この仕事、

手段として
伝統的な建築技術が
不可欠です。

その技術の継続が
必要なのは、

この日に備えるためでは
なかろうかもと思います。

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手術を興味津々に
見守る建主さん。

2022年5月25日

この家の象徴なので

鎌倉大町や邸にて。

客間の壁の一角に
埋め込まれていた
銀杏のレリーフを
無事救出。

間取りの都合上、
壁は取り除きますが、

この銀杏は
この家にとって
大事な象徴とのことで

新たな壁で
再生する予定です。

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2022年5月24日

基礎工事開始

鎌倉大町や邸にて。

解体がひと段落し、

新たな外壁線や間取りに沿って、
基礎を作り始めました。

たてものが外気に解放され、
初夏の風が本当に
気持ちがいいです。

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