ドラマの始まり
今日から鎌倉某所で
古い古い、
古民家改修の仕事が始まりました。
古民家改修の仕事は、
フタを開けたらあらビックリ、
ということが少なくなく、
図面通りにコトが進む、
ということはありません。
問題にぶち当たっては、
職人たちとあれこれ議論の
繰り返しです。
しかしそれは、
後から読み返せば、
愛情と人情味溢れた
涙あり、笑いありのドラマ。
約2ヵ月、
空間づくりだけではなく、
建主さん、職人たちと、
このドラマ作りを
堪能していきたいと思います。
家の構造的な補強を目的とした
改修工事のお仕事をいただきました。
構造を補強する場合、
一般的には筋交いか、
合板を使うことが多いと思うのですが、
合板は様々な理由で
使いたくありません。
また往々にして、診断の結果、
ここに新たに耐力要素がほしいなー、
というところが出てくるのですが、
とはいえ新たに壁を作ると
使い勝手が悪かったり、
鬱陶しいと感じたりすることが
多いわけです。
その場合、
「見せる」構造補強を
考えます。
そのような「見せる」構造補強に、
筋交いはちょっと合いません。
ましてたすき掛けにすると
常に×の字を見なければならず(笑)、
あまり好きではありません。
そうした場合、
活用するのは、
木格子と差鴨居。
それらはある意味で
伝統的な建築工法の応用です。
構造を「見せる」のが
伝統工法の特長といえば
特長ですからね。
その技術を
活かさない手はありません。
そんな構造補強の一例を
お楽しみください。
日野の改修の仕事にて。
先日紹介した
秘密基地の秘密の小道具は、
天窓を開け閉めする
サワラの建具用の小道具。
金具を選択しがちなところ、
閉じた時と開いた時、
両方に金具を取り付けると
せっかくのサワラの板の品が
損なわれるだろうと
建具屋さんと話をして、
建具屋さんにケヤキで小道具を
作っていただきました。
ケヤキの小道具は、
目立ちすぎず、
だけどよくよく見ると
かわいらしくて、
いい感じに仕上がったと思います。
さすが新井さん!
日野の改修の仕事にて。
書斎の本棚の足元には、
9尺幅ずらりと、ガラリ建具。
書斎に隣接する
寝室との間の空気を
足元で通るようにする目的で
取り付けました。
普通埃溜まりになって
目を背けたくなるようなところも、
これを取り付けたことにより、
風だけではなく、
光の加減も面白くなって、
つい覗きこんでしまいます。
日野の集合住宅改修の現場にて。
この家には、
北面に屋根の勾配なりの
幅約4.5mもある
大きな大きな天窓があります。
たいへん明るくて
雰囲気がいい感じなのですが、
しかしこれがあるために、
夏は暑く、冬は寒い。
確かに初夏のこの時期でも、
温室のような感じです。
その状況を改善したい!
だけどいい雰囲気は残したい!
ということで、
その間をとって、
半分閉じて、
半分開けられるしくみを
作ることにしました。
閉じる部分は、
断熱材を挟み込みつつ、
断熱性が高く、
柔らかな表情のサワラの板を貼り、
開ける部分は、
サワラの板貼りに呼応して、
同じくサワラで作った建具が
取り付けられる予定。
半分閉じることになりますが、
今日現場を見る限り、
雰囲気のよさを
適度に残すことができそうです。
日野の集合住宅改修現場にて。
秘密基地のようなこの家に、
建具屋新井さんが、
ケヤキで作った
秘密の小道具を持参。
さあ何に使うか、
来週報告したいと思います。