秘密の小道具のネタ明かし
日野の改修の仕事にて。
先日紹介した
秘密基地の秘密の小道具は、
天窓を開け閉めする
サワラの建具用の小道具。
金具を選択しがちなところ、
閉じた時と開いた時、
両方に金具を取り付けると
せっかくのサワラの板の品が
損なわれるだろうと
建具屋さんと話をして、
建具屋さんにケヤキで小道具を
作っていただきました。
ケヤキの小道具は、
目立ちすぎず、
だけどよくよく見ると
かわいらしくて、
いい感じに仕上がったと思います。
さすが新井さん!
日野の改修の仕事にて。
先日紹介した
秘密基地の秘密の小道具は、
天窓を開け閉めする
サワラの建具用の小道具。
金具を選択しがちなところ、
閉じた時と開いた時、
両方に金具を取り付けると
せっかくのサワラの板の品が
損なわれるだろうと
建具屋さんと話をして、
建具屋さんにケヤキで小道具を
作っていただきました。
ケヤキの小道具は、
目立ちすぎず、
だけどよくよく見ると
かわいらしくて、
いい感じに仕上がったと思います。
さすが新井さん!
日野の改修の仕事にて。
書斎の本棚の足元には、
9尺幅ずらりと、ガラリ建具。
書斎に隣接する
寝室との間の空気を
足元で通るようにする目的で
取り付けました。
普通埃溜まりになって
目を背けたくなるようなところも、
これを取り付けたことにより、
風だけではなく、
光の加減も面白くなって、
つい覗きこんでしまいます。
日野の集合住宅改修の現場にて。
この家には、
北面に屋根の勾配なりの
幅約4.5mもある
大きな大きな天窓があります。
たいへん明るくて
雰囲気がいい感じなのですが、
しかしこれがあるために、
夏は暑く、冬は寒い。
確かに初夏のこの時期でも、
温室のような感じです。
その状況を改善したい!
だけどいい雰囲気は残したい!
ということで、
その間をとって、
半分閉じて、
半分開けられるしくみを
作ることにしました。
閉じる部分は、
断熱材を挟み込みつつ、
断熱性が高く、
柔らかな表情のサワラの板を貼り、
開ける部分は、
サワラの板貼りに呼応して、
同じくサワラで作った建具が
取り付けられる予定。
半分閉じることになりますが、
今日現場を見る限り、
雰囲気のよさを
適度に残すことができそうです。
日野の集合住宅改修現場にて。
秘密基地のようなこの家に、
建具屋新井さんが、
ケヤキで作った
秘密の小道具を持参。
さあ何に使うか、
来週報告したいと思います。
日野の集合住宅改修現場にて。
‘秘密基地’の畳の間は、
緑の映える窓が
沈んでみえます。
これは秘密基地の
秘密基地たるゆえんの一つ。
シアタールームとしての畳の間が、
居間の一角で
宙に浮いているからです。
‘シアタールーム’ですが、
ここに座っているだけで、
何だか気持ちがいいです。
先日この場で紹介した
‘秘密基地’の冷蔵庫脇の格子ですが、
これはスギを使って作っています。
しかしスギというのは、
日本全国どこでも採れるものですが、
たいへん奥深い素材で、
実に様々な表情を
持ち合わせています。
赤身の部分は、
文字通り赤いものもあれば、
黒いものもある。
また同じ木でも、
面が違えば、
当然目の出方も違う。
それだけに、
一言で「スギ」で格子を作るといっても、
木配りによって
全然表情は異なってきます。
さて、
ここに納まっている格子。
写真を眺めていると
何か法則性を
見つけることができると思います。
そう、
横方向の材が赤身のみ、
縦方向の材が白太のみ。
細かい目の格子で
一本の木の中に
赤白が同時に入った
いわゆる「源平材」を使うと
とても‘賑やか’な印象になるため、
赤身と白太を、
縦横で使い分け、
そうすることによって、
軽やかで端正な表情を
めざしています。
これは建具屋新井さんのアイディア。
木の建築の設計は、
設計者の考えだけでは
可能性が限られてしまいますが、
職人との対話、
あるいは提案を頂くことによって、
よりいいもの、
楽しいものができます。
この建具は、
そんな例の一つです。
日野の集合住宅改修の現場にて。
冷蔵庫の廊下側は、
壁、ではなく、
建具職人が作った井桁格子が
ケンドンで納まっています。
建具を外して
埃の溜まりやすい冷蔵庫の裏側を
定期的に掃除できるように、
またこの格子に
色々なものを引っ掛けたら
何かと便利…、
という目論見もあります。
日野の集合住宅改修現場にて。
スギの天板と、
スギの建具が印象的な厨房が
ほぼ完成。
スギの赤身と
煉瓦のような紅いタイルは、
合うと思いました。
ちなみに
シンク上の四連の建具は
調味料棚、
その上の建具は、
通気可能な無双窓。