秘密基地は壁の仕上げに
日野の集合住宅改修の現場にて。
工事もいよいよ最終段階。
壁の仕上げに入り始めました。
壁は基本的に
既調合漆喰塗り。
左官仕上げは
下地が大事なので、
じっくり下地作りに
時間をかけています。
日野の集合住宅改修の現場にて。
工事もいよいよ最終段階。
壁の仕上げに入り始めました。
壁は基本的に
既調合漆喰塗り。
左官仕上げは
下地が大事なので、
じっくり下地作りに
時間をかけています。
日野の集合住宅改修現場にて。
三人がかりで、
長さ約9尺、幅平均3尺、厚2.5寸の
大きな大きなスギの板を
集合住宅の3階まで運搬。
これは食卓ではなく、
キッチンの天板になります。
日野の集合住宅改修現場にて。
廊下の突き当たりに、
何やらアヤシイ階段ができました。
ますます秘密基地化に
拍車がかかっています。
木建具の建付調整のため、
古民家を改修して住まわれている
鎌倉や邸へ。
この家の
大きな南面の開口部には、
横格子付きの
両脇に引き込まれる網戸が
付いています。
夏の夜も、
安心して風を通せるように、
また防犯も兼ねて
横格子を付けたのですが、
実はこれ、
予算を減らすため、
雨戸を中止する代わりに
提案したアイディア。
網戸を閉めると、
せっかくの庭の景色が
損なわれるかな…、
という懸念もあったのですが、
できるだけ格子を
細くしたので、
格子の隙間から
見える庭の景色が、
思いのほかいい感じで
よかったです。
しかも夏場は、
陽射しを和らげる
簾代わりにも
なってくれそうです。
今後この割付は、
きらくなたてものやの
定番になりそう…。
いずれにしてもこれは、
予算を減らすという
作業から出たアイディア。
予算を減らす、と聞くと、
げんなりする作業と思いがちですが、
こうして
「知恵や工夫が生まれる母」にも
なりえるのです。
低予算を誇りに!
もちろん限度はあ
りますけどね(笑)
日野の集合住宅改修工事にて。
下地に石膏ボードが貼られ、
一気に空間が細かく
仕切られていきました。
しかし間仕切り壁の上に下に
通気用の窓ができるため、
天井はどこまでもつながっているので、
壁の圧迫感が緩和され、
また空間の奥行感を
より強く感じることができます。
鎌倉や邸の2階は、
畳表と壁の不具合については
今回の改修で直しましたが、
それ以外は
八十数年前の建築当初の状態が
ほぼそのまま残っています。
それは建主さんの希望だったし、
もちろん私も、
それに賛同しました。
丁寧に造作された
八十数年前のデザインが、
八十数年後の未来へと
通じています。
なぜだろう、
作り手の心意気が
伝わってくるからでしょうか。
長きにわたって
建物が愛されるとは、
そういうことなのだと
思います。
そして今回、
八十数年前の心を
活かしつつ、
1階はだいぶ、
変身を遂げました。
この家は、
八十数年前と現在の
作り手の心が重なり合う、
賑やかで楽しい家です。
だからそれに呼応して、
竣工祝いも賑やかで
楽しかったのだと思います。
昨日開催された、
鎌倉や邸の竣工祝いにて。
僕たちが音楽に興じていると、
建主さんの友人がポツリと、
「これがホントのカーペンターズ」。
ウマい!