宙に浮く畳、畳に沈む窓
日野の集合住宅改修現場にて。
‘秘密基地’の畳の間は、
緑の映える窓が
沈んでみえます。
これは秘密基地の
秘密基地たるゆえんの一つ。
シアタールームとしての畳の間が、
居間の一角で
宙に浮いているからです。
‘シアタールーム’ですが、
ここに座っているだけで、
何だか気持ちがいいです。
日野の集合住宅改修現場にて。
‘秘密基地’の畳の間は、
緑の映える窓が
沈んでみえます。
これは秘密基地の
秘密基地たるゆえんの一つ。
シアタールームとしての畳の間が、
居間の一角で
宙に浮いているからです。
‘シアタールーム’ですが、
ここに座っているだけで、
何だか気持ちがいいです。
先日この場で紹介した
‘秘密基地’の冷蔵庫脇の格子ですが、
これはスギを使って作っています。
しかしスギというのは、
日本全国どこでも採れるものですが、
たいへん奥深い素材で、
実に様々な表情を
持ち合わせています。
赤身の部分は、
文字通り赤いものもあれば、
黒いものもある。
また同じ木でも、
面が違えば、
当然目の出方も違う。
それだけに、
一言で「スギ」で格子を作るといっても、
木配りによって
全然表情は異なってきます。
さて、
ここに納まっている格子。
写真を眺めていると
何か法則性を
見つけることができると思います。
そう、
横方向の材が赤身のみ、
縦方向の材が白太のみ。
細かい目の格子で
一本の木の中に
赤白が同時に入った
いわゆる「源平材」を使うと
とても‘賑やか’な印象になるため、
赤身と白太を、
縦横で使い分け、
そうすることによって、
軽やかで端正な表情を
めざしています。
これは建具屋新井さんのアイディア。
木の建築の設計は、
設計者の考えだけでは
可能性が限られてしまいますが、
職人との対話、
あるいは提案を頂くことによって、
よりいいもの、
楽しいものができます。
この建具は、
そんな例の一つです。
日野の集合住宅改修の現場にて。
冷蔵庫の廊下側は、
壁、ではなく、
建具職人が作った井桁格子が
ケンドンで納まっています。
建具を外して
埃の溜まりやすい冷蔵庫の裏側を
定期的に掃除できるように、
またこの格子に
色々なものを引っ掛けたら
何かと便利…、
という目論見もあります。
日野の集合住宅改修現場にて。
スギの天板と、
スギの建具が印象的な厨房が
ほぼ完成。
スギの赤身と
煉瓦のような紅いタイルは、
合うと思いました。
ちなみに
シンク上の四連の建具は
調味料棚、
その上の建具は、
通気可能な無双窓。
日野の集合住宅改修の現場にて。
工事もいよいよ最終段階。
壁の仕上げに入り始めました。
壁は基本的に
既調合漆喰塗り。
左官仕上げは
下地が大事なので、
じっくり下地作りに
時間をかけています。
日野の集合住宅改修現場にて。
三人がかりで、
長さ約9尺、幅平均3尺、厚2.5寸の
大きな大きなスギの板を
集合住宅の3階まで運搬。
これは食卓ではなく、
キッチンの天板になります。
日野の集合住宅改修現場にて。
廊下の突き当たりに、
何やらアヤシイ階段ができました。
ますます秘密基地化に
拍車がかかっています。
木建具の建付調整のため、
古民家を改修して住まわれている
鎌倉や邸へ。
この家の
大きな南面の開口部には、
横格子付きの
両脇に引き込まれる網戸が
付いています。
夏の夜も、
安心して風を通せるように、
また防犯も兼ねて
横格子を付けたのですが、
実はこれ、
予算を減らすため、
雨戸を中止する代わりに
提案したアイディア。
網戸を閉めると、
せっかくの庭の景色が
損なわれるかな…、
という懸念もあったのですが、
できるだけ格子を
細くしたので、
格子の隙間から
見える庭の景色が、
思いのほかいい感じで
よかったです。
しかも夏場は、
陽射しを和らげる
簾代わりにも
なってくれそうです。
今後この割付は、
きらくなたてものやの
定番になりそう…。
いずれにしてもこれは、
予算を減らすという
作業から出たアイディア。
予算を減らす、と聞くと、
げんなりする作業と思いがちですが、
こうして
「知恵や工夫が生まれる母」にも
なりえるのです。
低予算を誇りに!
もちろん限度はあ
りますけどね(笑)