秘密基地は仕切られる
日野の集合住宅改修工事にて。
下地に石膏ボードが貼られ、
一気に空間が細かく
仕切られていきました。
しかし間仕切り壁の上に下に
通気用の窓ができるため、
天井はどこまでもつながっているので、
壁の圧迫感が緩和され、
また空間の奥行感を
より強く感じることができます。
日野の集合住宅改修工事にて。
下地に石膏ボードが貼られ、
一気に空間が細かく
仕切られていきました。
しかし間仕切り壁の上に下に
通気用の窓ができるため、
天井はどこまでもつながっているので、
壁の圧迫感が緩和され、
また空間の奥行感を
より強く感じることができます。
鎌倉や邸の2階は、
畳表と壁の不具合については
今回の改修で直しましたが、
それ以外は
八十数年前の建築当初の状態が
ほぼそのまま残っています。
それは建主さんの希望だったし、
もちろん私も、
それに賛同しました。
丁寧に造作された
八十数年前のデザインが、
八十数年後の未来へと
通じています。
なぜだろう、
作り手の心意気が
伝わってくるからでしょうか。
長きにわたって
建物が愛されるとは、
そういうことなのだと
思います。
そして今回、
八十数年前の心を
活かしつつ、
1階はだいぶ、
変身を遂げました。
この家は、
八十数年前と現在の
作り手の心が重なり合う、
賑やかで楽しい家です。
だからそれに呼応して、
竣工祝いも賑やかで
楽しかったのだと思います。
昨日開催された、
鎌倉や邸の竣工祝いにて。
僕たちが音楽に興じていると、
建主さんの友人がポツリと、
「これがホントのカーペンターズ」。
ウマい!
今日の午後は、
古民家を改修した
鎌倉や邸の竣工祝い。
一つ屋根の下に、
30人近くいたでしょうか。
建主さんには
たいへんおいしいごはんを
用意してくださり、
ありがとうございました!
そして後半は、
さながら音楽スタジオ。
建主さんのお友だちの
プロの歌手NUUさんの歌に始まり、
会場は大盛り上がり。
ギター&鼻笛:大工(池山さん)、
ベース&ギター:左官(小山さん)、
パーカッション&ギター:水道屋(森田さん)、
ピアノ:設計屋(きらくなたてものや)
という即席バンドで、
歌謡曲やら60〜70年代やらブルースやらを
楽しませていただきました。
あー、楽しかった。
こんなユカイな職人仲間に乾杯!
また職人バンド結成しますかい。
集合住宅の改修現場にて。
日野の現場に足を運びがてら、
そこで建主さんと合流して、
車で飯能の岡部材木店へ。
今回厨房の天板は、
ステンレスなどではなく、
大きな木の板を予定しています。
テーブルとしての機能を
兼ねるためです。
方針は「スギ」と決まっていたので、
たくさんの板を見せてもらいつつ、
材木屋さんとあれこれ話し込みながら、
「これっ!」と思うものを
見つけました。
こういうものを決めるときって、
もちろん素材を
よく観察することも大切ですが、
ずっとこれを守り続けた人との
対話も大切ですね。
それがあってこそ、
この板に辿り着いたのだと思います。
集合住宅改修の現場にて。
約70㎡ほどある
コンクリートの箱の中を、
用途別に、タテにヨコに
部屋を仕切る計画ですが、
しかしその仕切りは、
格子だったり、
無双窓だったり、
箱の中全体に風が通る
仕掛けとなっています。
今日は寝る間の仕切りの格子が
できていました。
今日ほぼほぼ完成した、
鎌倉古民家改修の住まいにて。
数日前この場で書いたとおり、
天井の梁組みを露わにして
改めてよかった!と思う反面、
数日前この場で書いたとおり、
壁が仕上がらなくてもいいんじゃない、
という感想は、不正解(笑)!
やはり壁が仕上がることで、
いっそうこの梁組みが
引き立って見えました。