仕上げは自分で
昨日今日と、
建主さんとその仲間たちが、
現場に集まって
壁の石膏ボードに
しっくい塗り。
いよいよ最終工程ですが、
施工面積約80㎡、
しかもしっくい塗りは、
養生と下地作りが
とても大事ですからね。
楽しい楽しい
共同作業とはいえ、
最後に大きな難関が
待ち構えていました。
たいへんですが、
めげずにがんばりましょう!
きっと味のある、
大事に使い続ける
空間になることと思います。
鎌倉古民家の改修現場にて。
今日建主さんたちは、
朝から室内の漆喰塗り、
というよりは、
それに先立ち養生と下ごしらえ。
私は朝で失礼しましたが、
今日も現場が
賑やかになりそうです。
また先週塗った荒壁土は、
少しずつ少しずつ乾いています。
まだ完全に
乾いた様子は見えてきませんが、
しかし荒々しいというよりは、
細かくひびの入った
繊細な感じの表情になりそうです。
こうして現場に来るたび、
土壁の様子が気になって、
ごあいさつして
顔色を伺ってます(笑)
鎌倉古民家の改修現場にて。
来週完成に向けて、
今日は大工3名に加え、
板金屋、タイル屋、
ガラス屋、建具屋、ガス屋と、
大賑わいの日で、
敷地の専用通路部分が
車でいっぱいでした。
とくに今日は、
大工製作の大きな家具と、
屋外に面した木建具が入り、
だいぶ空間が動いた感じがします。
居間と厨房の間に置かれる家具。
この周りの壁に石膏ボードを貼り、
漆喰で仕上げる予定です。
ガラス用の木建具が入りました。
この直後、ガラス屋の須藤さんが
ペアガラスを挿入しました。
続いて網戸を釣り込み。
網戸には格子が付いて、
日射しを遮るとともに、
防犯性を強化します。
格子を近くで見ると、
水が切れるように、
また極力埃等がたまらないように、
一本一本勾配がついています。
また外から見た時、
建具がより軽やかに
見えますね。
鎌倉古民家の改修現場にて。
先週末、小山さんの指導のもと、
笑い声に包まれて
建主さんたちが塗った壁。
荒壁土仕上げとは思えないほど、
上品にまとまりました。
乾いた姿が楽しみです。
鎌倉古民家改修の現場にて。
ここのところ週末になると
建主さんとその仲間たちが
現場に集まり、
諸々の作業を
自分たちで行っています。
今日は主に、
仕上げを兼ねた
室内の荒壁土塗りと、
外壁等の塗装作業。
現場に何人いたでしょうか。
女性率が高かったこともあり、
たいへん賑やかな、
そして華やかな現場でした。
とくに壁塗りのほうは、
主に女性陣が担当。
思いのほか力のいる
しんどい仕事だったと思いますが、
ワイワイと楽しそうに、
時折笑い声も交えて
手を動かしていました。
しかも、
土を作ってくれた
左官の小山さんも驚くほど
手つきがすばらしい!
土が乾いたら
ステキな壁が
できあがりそうです。
また、
女が多いと男はがんばるのが
世の常ってもので、
しかもお手製のお昼ごはんが
出てきた日には、
職人と私含めて6、7名いた男たちは、
いつにもまして張り切って
仕事していたと思います(笑)。
まあそんなわけで、
建主さんたちのおかげで
現場で楽しい一日を
過ごさせていただきました。
鎌倉古民家改修の現場にて。
畳表を交換するため、
今日畳屋さんが
畳を引きとりに来ました。
畳を上げてみると、
畳床の菰の目が見えました。
美しいなあと思って見ていたら、
畳屋さん曰く、
こんな美しい菰の目はめずらしい、
とのこと。
やはりそうなんだ。
昔の人たちは、
こういう見えないところにも
手をかけていたのですね。
さらに畳屋さん曰く、
畳は畳床がしっかりしていれば、
100年経っても使えるとのこと。
現代の畳のように
見えないところだから、
安価な工業製品、ではなく、
こういうところに手をかけるのは、
そういうことなのかもしれませんね。
何となく落ち着くデザインと
保温性という機能に加えて、
この耐久性、
改めて畳のことを
見直しました。
3月に入っても、
相変わらず冷蔵庫の中にいるような
冷たい空気の日が続きます。
そんな中、
2週間前に建主さんたちが
こしらえた土壁は、
じっくりじっくりと
乾きつつあります。
凍てつかないように
解体の際に出た断熱材で
外を包んでいるので、
余計にじっくりじっくり、です。