たからのまちは足元に
東京でまちづくりの仕事をしていた頃、
他人のまちをお世話するのもいいけれど、
自分の暮らすまちを面白くできれば、
と思っていました。
あれから約十年、
今は地元にどっぷりと腰を据え、
きらくなたてものやとしての活動とともに、
地域活動がますます楽しくなってきました。
もちろんどうしても仕事優先となるので、
思うように動けないこともありますが、
それは他のみんなも同じなだけに、
お互い助け合って成立しています。
幾つか活動内容はありますが、
そのうちの一つは、
以前もこの場で紹介した
大人も子どもも
地域ぐるみで作り上げる
柞(ははそ)の森音楽祭。
先日活動理念と内容を
まとめてみましたので、
こちらをご覧ください。
この音楽祭は、
私自身が出演するわけではありませんが、
その準備を通じて、
地域の中で色々な方と知り合い、
このまちに住んでいることが
ますます楽しくなってきています。
そして学校の様子を見ていると、
この楽しさがまちの子どもたちに
確実に伝播していることを感じます。
また、
何かを買ったり食べたり、
あるいは逆に
ちょっとした家の改修を頼まれたり、
経済活動も身近なところで
回り始めていたりもします。
そんな中で、
私の生業を活かして、
徐々に徐々にでよいから
このまちと森をつなげ、
ここを木の香るまちにしていければ、
と構想しています。
遠くに理想郷を求めなくても、
身近な場所を楽しくしようと思えば、
同志は必ず近くにいるもので、
声に出してつながれば、
まちで何かが動き始めていく、
その象徴の一つが
柞の森音楽祭です。
ということで今年は
3月19日午後1時半、
鎌倉芸術館大ホールにて開演、
ぜひお出かけください。
多くの皆さまのお越しを
お待ちしております。