タイル工事はプローブ小澤さん
きらくなたてものやのタイル工事は、
プローブの小澤啓一さんです。
体育会系と音楽系が多い、
きらくなたてものやの仲間たちですが、
小澤さんもバリバリの体育会系。
その昔、
誰でも知っている
甲子園出場常連の強豪高校で、
エースとして活躍していましたが、
現在は家業を継いで、
タイル職人となっています。
しかしきらくなたてものやでは
タイル職人として通ってますが、
実は左官仕事もできて
クロスも貼ることができる
内装仕上げの「万能選手」でもあります。
そんな器用な小澤さんの仕事ぶりですが、
タイルや石を貼っている時は、
話しかけてはいけないと思うほど、
ピンと張り詰めた空気が漂い、
慎重に精密に仕事を進めていきます。
そうして貼られたタイルや石は、
細部を見るまでもなく、
全体の整った表情に現れています。
いつも物静かに
仕事を進める小澤さんですが、
その背中と仕上がり具合が
建主さんの心に多くを語りかけるようで、
私の周りでは
なんと小澤ファンの多いこと。
その人気も「エース」級です。
ところでタイル貼りの下地の技法は、
幾つかありますが、
現代の主流は、
石膏ボードに接着剤で貼っていく方法です。
きらくなたてものやでも、
極力安全な接着剤を選んだうえで
そのように貼ることもありますが、
その技法が主流になる前は、
下地全体をモルタルで作り、
タイルの裏にモルタルを付けて
その下地に貼っていく、
いわゆる「だんご貼」でした。
真っ平らに下地を作らねばならなかったり、
高い技術を要するので、
今そのような技法で貼ることは
ほとんどなくなってしまいましたが、
少なくともお風呂の石やタイルは、
そのように貼っています。
それをこともなげにやってくれる
数少ない職人でもあります。
追伸
小澤さんも、
職人が作る木の家ネットの一会員です。
森田さん同様、
たぶん最初で唯一の
タイル職人の会員です。